盛岡市や八幡平市など、８つの市と町が令和１４年度の稼働を目指して盛岡市内に建設を計画している新たなごみ処理施設について、計画に反対する住民のグループが盛岡市の内舘市長に要請書を手渡しました。
２１日は計画に反対する住民でつくるグループのメンバー１３人が盛岡市役所を訪れ、内舘市長に要請書を手渡しました。
要請書では、焼却炉を中心とした施設は脱炭素化を進める国の方針にも反するとして、住民の理解を得ずに計画を進めないことや、住民との議論を深めるシンポジウムを開催することなどを求めています。
住民グループの共同世話人代表の黒澤誠さんは、「広域のごみ処理施設は、特定の地域への負担も大きい。地域で出たごみは自分の地域で処理するべきで、一度立ち止まって改めて住民の意見を聞いてほしい」と述べました。
内舘市長は、「住民やほかの市や町の首長ともしっかりと対話をしながら進め方を検討したい」と答えました。
新たなごみ処理施設は、盛岡市、八幡平市、滝沢市、それに雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町のあわせて８つの市と町が、それぞれの地域にあるごみ処理施設が老朽化していることなどを理由に、共同で盛岡市の上厨川地区に建設を計画しています。
令和１０年度着工、１４年度の稼働を目指していて、地域の人口４６万人に対応し１日当たりの処理能力はおよそ５００トンと想定され、最新技術を導入して環境対策を講じていくとしています。
からの記事と詳細 ( 新ごみ処理施設計画に反対する住民グループが盛岡市長に要請書｜NHK 岩手県のニュース - nhk.or.jp )
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