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Friday, December 22, 2023

大掃除の歳末、粗大ごみあふれる「緊急事態」 東京23区の処理施設:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 緊急事態です 粗大ごみがあふれています――。東京二十三区清掃一部事務組合が異例の呼びかけをしている。23区の家庭から出る粗大ごみを唯一受け入れる「粗大ごみ破砕処理施設」(東京都江東区)で火災があり、設備の一部が焼けたためだ。組合は「廃棄はなるべく控えて」と求めている。

 組合が21日に文書を公表した。この施設で先月18日午前9時ごろ、砕かれた粗大ごみがコンベヤー上で発火。ごみと鉄を選別する磁選機などが焼けた。ごみに混ざっていたリチウムイオン電池が出火原因とみられる。職員1人が煙を吸って救急搬送されたが、けがはなかった。

 破砕処理はできなくなり、現在は、隣にある「不燃ごみ処理センター」での不燃ごみ処理を一部停止した上で、たまった粗大ごみの処理を進めている。

 しかし、もしこのセンターでも火災や故障などが起きた場合、5日程度でごみをためるヤードが満杯に。粗大ごみだけでなく不燃ごみも受け入れられなくなるという。

 組合の担当者は「初めてのことで、危機的状況。年末年始の大掃除の時期だが、廃棄をなるべく控えてほしい」。火災のあった施設は来年3月ごろに仮復旧するが、本復旧には1年以上かかる。補修費用は4億円程度という。

 東京消防庁によると、都内の…

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