私たちの生活のなかで毎日出る「ごみ」について。皆さんは1カ月にどれくらいのごみを出しているだろうか?福島市民一人あたりの排出量、1カ月を30日で計算すると、32.73キロだ。これは全国平均の約1.2倍で、1カ月に「6キロ」も多くなっている。これを一日あたりにすると、200g。この量をどう減らしていくか議論が続いている。
福島市廃棄物減量等推進審議会・樋口良之会長:「田村市さんとかは、早く有料化しているんですね。ああいうところは、早くから有料化して今より安い金額で有料化しています」
11月27日、福島市役所で開かれた審議会で出た「有料化」というワード。有料化とは、自治体が指定するゴミ袋を購入してもらうことで、ゴミ処理の手数料を負担してもらうというもの。
福島市の審議会は、2023年2月に「有料化すべき」とする意見書を市長に提出。市では物価高騰などを背景に「当面の間、導入は見送る」と判断した。
福島市役所ごみ減量推進課・根本裕史課長:「導入に当たっては、ゴミ減量に有効だなとは思っておりますが、一方で課題があるという風にお伺いしてきました」
そこで福島市は、減量化に取り組み成果をあげている他県の自治体を視察。東京・町田市では、庭の樹木の伐採で出た不要な枝などを焼却処分せずに、たい肥に資源化して販売している。ただ、簡単に導入とは行かないようだ。
福島市役所ごみ減量推進課・根本裕史課長:「施設の維持管理について、費用がかかっているという。福島市に導入しようとした場合は、そういった課題も検討した上で導入の可否を見極めていかなければならないかなと」
では、市民はどんな取り組みでごみの減量化を図っているのだろうか。
市民は「プラスチックとか冷凍品とかを入れるやつそのままだと『ガサッ』となっちゃうので、小さくコンパクトにして、セロテープで止めちゃう。半分ちょとぐらいに(ゴミの量)へりました」「トレーとかは、必ずスーパーに持っていくようにはしています。あと、牛乳パックとか。資源をそういう風に使ってもらえたら良いかなと思って」などと話した。
街頭で取材すると、ごみ減量には有料化やむなしとの声がよく聞かれた。
福島県は59のうち30の市町村で一部を含め有料化を導入している。
ただ、他の道県は対応がバラバラだ。北海道は9割以上の自治体が「有料化」の一方で、岩手県は33のうち導入は1つの市だけとなっている。
東北・北海道では、約7割が導入するごみ処理の有料化、県内の自治体でも今後様々な検討が進められる。
からの記事と詳細 ( ゴミ減量へ 排出量が全国平均の1.2倍 有料化が検討される福島市 福島県内では30市町村が有料化導入:ニュース - FTV ... - 福島テレビ )
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