山陽新聞社と岡山科学技術専門学校(岡山市北区昭和町)が学校近くの用水路で行ってきたごみ回収実験が31日、終了した。用水路にごみを集める網を設置し、3週間の実験期間中に約19キロのごみを集めた。網を設けていなければ、下流の川や海へ流れ出るごみの量は1年間で約330キロに上る計算で、生徒たちは深刻な海ごみ問題の実情に触れた。
同校食品生命科学科が授業の一環で10日から取り組み、1年生10人が参加した。実験場所は笹ケ瀬川へと注ぐ能登川用水で、1週間ごとにごみの量を調べた。生徒たちは31日も胴長靴姿になって水に入り、網にかかったり、底に沈んだりしたごみを集め、分別、計量した。
用水路は比較的流れが速く、ごみは一見、見当たらないが、実験ではプラスチックの弁当容器や空き缶のほか、おむつ、おもちゃなど幅広いごみが集まった。参加した男子生徒(18)は「意外なほど多くのごみが用水路を流れていて驚いた。身近なところからごみを出さないよう気を付けたい」と話した。
同校は、瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指す同社の吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」に賛同して企画した。実験は岡山県や日本財団でつくる瀬戸内オーシャンズX推進協議会の助成事業。
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