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Saturday, June 17, 2023

プラごみ一括回収 資源量が17の大幅増上々の滑り出し 仙台市が4月から全域で実施 - 河北新報オンライン

 焼却していたハンガーなどの製品プラスチックと、資源ごみのプラスチック製容器包装を一括回収する仙台市の取り組みが、上々の滑り出しを見せている。市全域で始まった4月、1日当たりの再利用可能な資源量は前年同月比17%の大幅増。一方でペットボトルも対象と勘違いするケースが見られ、市は分別の徹底を呼びかける。

民間のリサイクル処理工場で可燃ごみなどを取り除く作業員=仙台市宮城野区

 市によると、4月のプラごみの資源量は1041・9トン(収集20日間)で、前年同月の933・7トン(同21日間)から108・2トン増加した。収集日1日当たりでは7・6トン多い52・1トン。2022年9月に全国で初めて国の認定を受けた再商品化計画で、市が見込んだ年15%増のペースを上回っている。

 プラごみは運搬用の荷台パレットや固形燃料にするほか、植物用プランターに活用するという。

 資源量の増加は、これまで分別が必要だったプラごみを全て「赤い袋」で回収できるようになったためとみられる。3月までは、スーパーの総菜などを包むラップがプラ製容器包装、同じラップでも家庭用の商品になると製品プラで可燃ごみだった。

 市廃棄物企画課の担当者は「プラごみか、可燃ごみかで迷っていた市民も迷わずに済むようになった」と手応えを語る。

 プラごみの一括回収で新たな課題も浮上する。ペットボトルは使用済みの製品を再生する「水平リサイクル」を進めるが、プラスチック製と判断し、他のプラごみと一緒に捨てる人も目立つという。

 他に、電池やライターが混入する例も後を絶たない。市の担当者は「分別が不十分だと、火災や事故につながる可能性がある。引き続き注意してほしい」と訴える。

 プラごみの一括回収は県内で名取市、岩沼市、亘理町、山元町も行っている。

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