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Wednesday, December 28, 2022

ペットボトルのリサイクル箱、ごみ混入防止へ投入口を下向きに - 読売新聞オンライン

 自動販売機の隣に置かれているペットボトルのリサイクルボックスにごみが捨てられないようにと、自販機と飲料メーカーの二つの業界団体が、投入口を下向きにしたユニークなデザインのボックスを考案した。ペットボトルのリサイクル促進に向け、画期的な取り組みとなるか注目が集まっている。(山下智寛)

 PETボトルリサイクル推進協議会によると、1997年のペットボトルの再利用義務化を機にリサイクルが本格化。自販機の設置業者は、飲み終えたペットボトルを回収するため、自販機の横にリサイクルボックスを設置するようになった。

 しかし、たばこの吸い殻やレジ袋、ライター、電池など様々なごみも入れられた。近年はその傾向が顕著となり、飲料メーカーなどでつくる全国清涼飲料連合会が2018年に東京都内のリサイクルボックスを調査したところ、ごみの混入率が3割に上った。

 背景には、公共の場からごみ箱が撤去されたことがある。家庭ごみの持ち込みを防ぐため、コンビニで屋外のごみ箱を店内に移す動きが全国に広がったほか、鉄道の駅ではテロ対策のため、ごみ箱の撤去が進んだ。自販機の設置業者でつくる日本自動販売協会によると、駅のごみ箱の撤去後、リサイクルボックスへのごみ混入率が約10%上昇したという調査結果もある。

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