東孝司
徳島市が脱退を表明した一般廃棄物の広域処理計画について、残る徳島県小松島、勝浦、石井、北島の4市町長が5日、小松島市役所で会談し、枠組みを解散させることを決めた。これで10年に及んだ広域協議は完全に白紙となった。今後、それぞれの市町で処理施設の整備計画を立てていく。
会談後の記者会見で、小松島市の中山俊雄市長は「10年というのは(協議が順調なら)そろそろ新施設で火入れ式をという時間だ。今までの時間がもったいない」と解散を残念がった。3町長も「断腸の思い」「お互いが歩み寄れたはずだった」などと白紙化を悔やんだ。
今後の方針として、石井町と北島町は、約40年使ってきた現施設の補修などで長寿命化を図りつつ、その間に整備方針を検討するとした。小松島市は、先に脱退した松茂町と同様に防衛省関連の有利な補助金を活用できないか検討するという。勝浦町は、今も処理を依頼している小松島市に引き続き協力を求める考えを示した。
一方的に脱退した徳島市との関係について各市町長は「連携を深めることが町民のためになる」(石井)、「ちゃんとしたつきあいをしていく」(小松島)、「一緒にやるところはやっていく」(北島)、「徳島は(県内市町村の)一番上のきょうだい」(勝浦)とし、ごみ問題以外では変わらず連携を図っていく考えを明らかにした。(東孝司)
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