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Saturday, June 4, 2022

4月から稼働の新ごみ処理施設、配管腐食で年内ストップ…洗浄時に薬液を誤投入 - 読売新聞オンライン

 鳥取県東部1市4町の新しい可燃ごみ処理施設として4月に稼働したばかりの「リンピアいなば」(鳥取市河原町)について、東部広域行政管理組合は2日、収集ごみの受け入れを6日から年内いっぱい停止すると発表した。持ち込み分も7月から止める。薬液の誤投入で発電用ボイラーの配管が腐食し、関連機器の全交換が必要になったため。その間、ごみは旧施設の 神谷かんだに 清掃工場(鳥取市西今在家)で処理する。

 組合によると、4月20日、焼却時の熱で発電用の蒸気を発生させるボイラーの外部配管40か所で水漏れが見つかった。外部配管をすべて交換したが、5月23日にはボイラー内部の配管2か所からも水漏れしていることがわかった。

 施設を運営するJFEエンジニアリングが3月にボイラーを洗浄する際、強アルカリ性の薬剤を誤って配管に投入し、広範囲に腐食が生じたという。

 施設は同社が試運転中で引き渡し前のため、組合に費用負担は発生しない。ごみの受け入れは来年1月に再開。今年7月の予定だった引き渡しも来年3月末に延期する。

 施設は設計から運営までを同社が担う方式で整備された。同社の広報担当者は「人為ミスで迷惑をかけ、深くおわびする。引き渡しまでに作業手順のチェックも徹底する」と話した。

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