東京五輪のサーフィン競技会場に使われる一宮町の釣ケ崎海岸で、日本航空のグループ会社「JALグランドサービス」の社員たちがごみ拾いに汗を流した。来場する選手らを気持ち良く迎えたいという。
同社には、航空機のコンテナの荷積みや荷卸し、発着時の誘導など、主に空港地上支援の現場仕事を担う人たちが勤めている。ボランティアの清掃作業は二十五日にあり、成田支店の社員や家族ら約三十人が参加。浜辺に打ち寄せられたプラスチックごみや木切れなどの回収に取り組んだ。
発案者の桜井萌子さん(25)は「昨年来のコロナ禍によるフライトの減便で、在宅勤務が多くなる中、SDGs(国連が掲げる持続可能な開発目標)を学んだことがきっかけ」と明かす。
長南町出身の桜井さんはサーフィンを楽しむなど、幼いころから海に親しみ、大学ではライフセービング部に所属。海の環境に関心があり、SDGsの十七目標の中には「海の豊かさを守ろう」などが含まれていることから、海にかかわる行動を思い立ったという。
同僚たちに呼び掛けた清掃は昨年十月の飯岡海水浴場(旭市)が最初。今回の場所を選んだ理由を「五輪が間近なので」と話した。(堀場達)
関連キーワード
からの記事と詳細 ( 五輪選手ら気持ち良く迎えたい サーフィン会場、ごみ拾い 釣ケ崎海岸で日航グループ社員ら - 東京新聞 )
https://ift.tt/3x1N5Sm
No comments:
Post a Comment