水耕栽培といえば、最近農家などが取り入れている固形培地を必要としない栽培方法です。
試験管の中で食べ物を育てる。それは、自宅で新鮮な食べ物を育てる便利な方法。
自力で水耕栽培システムをつくることもできますし、水耕栽培キットなどを買って植物の世話をするだけでもいいです。
簡単そうに聞こえますが、実際にはどれくらい育てやすいものなのでしょうか?
今回は水耕栽培ガーデニングとは何か、家の中で育てられるものをご紹介いたします。
水耕栽培とは何か?
科学に関する知識がそこまでなくても、水耕栽培は土を使わず、水中で植物を育てることだというのはわかるでしょう。
栄養分の豊富な水とグローライトで、限られたスペースの中で植物が育つのに必要なものをすべて与えます。
環境をコントロールすることで、化学物質を使わず、通常の農場や栽培地よりも少ない水で、急速な成長を促します。屋内で育てるということは、寒冷地でも新鮮な食べ物を育てられるということです。
世界中でロックダウンがおこなわれた時、水耕栽培ガーデニングへの関心が強まったと思われます。自分も、このことがきっかけで自分で食べ物を育てる方法を学ぼうと思うようになりました。
DIYで水耕栽培ガーデニングを始める方法
水耕栽培ガーデニングをする方法は色々とありますが、どれも以下の「The Spruce」に載っていたアイテムの組み合わせです。
水を貯める容器やボウル
グローライト(必要に応じて)
水
水耕栽培向け肥料(個体または液体)
綿またはナイロンの紐
生育培地
種や苗
生育トレー
ドリルまたはドライバー(必要に応じて)
ウィックシステム(初心者レベル)
ウィックシステムには電子部品がありませんが、水が植物の根に届くように芯となる紐(ロウソクのような)を使って育てます。機械的なシステムではなく、もっとも簡易的なやり方なので、初心者の方が身につけるスキルとしては最適だと思います。
植物を育てる容器、水を貯めるボウル、紐、生育培地(植物の根を植える苔のようなブロック)、肥料が必要です。
これらはほとんどAmazonなどのオンラインショップで購入でき、高くても82ドル程度です(自然光を使わずグローライトを買う場合は約20ドル上乗せ)。ウィックシステムは、レタスやハーブのような成長の早い植物に向いています。
エブ&フローシステム(中級者レベル)
エブ&フローシステムはウィックシステムより少し複雑で、重力とウォーターポンプを利用して、下に貯めた培養液から水を出し入れして潮の満ち引きのように循環させます。
このシステムは、中級者向けの水耕栽培のオプションだと思われていますが、一度システムをセットすれば、あまり手間がかかりません。他の苗に迷惑をかけずに、頻繁に植物を植え替えしたい人には、一番最適なシステムです。
このシステムに水中ポンプと電子タイマーを追加すると、約130ドルかかります(グローライト込み)。
NFTシステムとエアロポニックシステム(上級者レベル)
DIYの選択肢の中でもより複雑な方法には、水を循環させ続けるNFTシステムや、植物を吊るした状態で育てるエアロポニックシステムなどがあります。
「The Spruce」によると、自力で制作する場合、このようなシステムには150ドル以上かかります。これらのシステムをつくるのにも大変な作業が必要なので、制作キットなどを買った方がいいかもしれません。
水耕栽培ガーデニングキットの購入方法
上記のシステムに必要な物を調達するのは簡単ですが、システムを組み立てるのは慎重さが必要な作業になります。細かな作業が苦手な方は制作キットのようなものを買う方が早くて簡単です。
Amazonでは、初心者向けの水耕栽培ウィックシステムは、DIYするよりもお手頃で約50ドルです。
上級者向けのエアロポニックシステムは、制作キットによりますが599〜669ドルかかります。
お洒落なプラントタワー型に組み立てられるエアロポニックシステムが一番人気があり、インテリアとしても合わせやすく設置も簡単ですが、お店によっては499ドルすることもありますね。
「Rise Gardens」には、自動給水やアプリで管理できる様々な水耕栽培システムがありますが、個人向けの小さなサイズでも279ドルしますし、大きな「3人家族用サイズ」の屋内ガーデニングシステムは、約950ドルもします。
制作キットには、必要な材料や組み立てと設置の詳細な説明がすべて付いていて、ガーデニング初心者でもすぐに栽培できますが、価格が利便性に見合うかを判断する必要があります。
これから植物を栽培しようとしている人にとって、水耕栽培は必ずしも簡単だとは言えません。
様々なシステムにはそれなりの覚悟とお金が要りますが、やる気があれば素晴らしいものになりますよ。
Source: Rise Gardens, The Spruce, Puregreensaz, Smart Garden, Modern Farmer
Aisha Jordan - Lifehacker US[原文]
からの記事と詳細 ( DIYで水耕栽培ガーデニングをはじめる方法 - ライフハッカー[日本版] )
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