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Thursday, March 18, 2021

視界に巨大ディスプレイが現れるガジェット! ギズモード編集部員はどう使う? - ギズモード・ジャパン

これって、「観る」体験のゲームチェンジャーでは?

テレビにスマホにPCに。毎日なんらかの形で対面しているディスプレイだけに、こんなエキサイティングな形での進化は大歓迎です。

エプソンの「BT-40S」。大画面をどこでも!を実現する「装着するディスプレイ=スマートグラス」です。本来相容れない「大画面」と「小型化」を融合し、メガネのようにかけるだけで最大120インチの大画面をゲット。快適な視聴体験をもたらしてくれるのです。

かけるだけで120インチ!? なにこれヤバいぞ!

ガジェットの話題をおかずに白飯が食えるヤツらが集まっているギズモード編集部。中でも、映像体験へのコダワリが強い二人、かみやまたくみ(以後:かみやま)と西谷茂リチャード(以後:リチャード)が「BT-40S」を手にしました。彼らならどう活用するでしょうか?

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「BT-40S」を手にする、かみやまたくみ(左)と西谷茂リチャード(右)

かみやま:ちょっとこれ見て! エプソンの最新のスマートグラス。かけるだけで大画面が見られるっていうやつ。

リチャード:Wow! スマートグラス! 市販品でも、もうこんなに小型でスマートなデザインになったんですね!

かみやま:そう、小さいしメガネ部の重量は95gしかない。この軽さは魅力だなぁ。

リチャード:アリですね。見た目も仰々しくないし、日常にもマッチする気がする。これ、どういう仕組みで映像が見えるんですか?

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かみやま:理屈としては、超小型のプロジェクターなんですよ。映像をプリズムで反射して、ハーフミラーに映す仕組み。3インチモニター付きのAndroid端末(Google Play対応)が付属していて、動画を見たりSNSをやったりといろいろできるし、これ自体がトラックパッド的なコントローラーとして機能するモードもある。あと、USB-C(DP Altモード)でPCや対応のAndroidスマホもつなげられる

リチャード: メガネが透過型で現実世界と隔離せずに映像を見られるし、没入したいときはマグネット式のシェードを付ければサングラスみたいになって周囲の景色が気にならなそうですね。映像の解像度と大きさはどのくらいですか?

かみやま:フルHDで、仮想視聴距離2.5mで60インチ、5mで120インチ

リチャード:めちゃくちゃでかいですね。

僕らは「BT-40S」でこう遊びたい

かみやま:この「BT-40S」、本当にいろいろできそうだし、既存の体験が上書きされそうな期待感あるなぁ。リチャードだったらどう使う?

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リチャード:そうですね、まず家の中で縦横無尽に使いたいです。普段、ベッドに付けたアームにスマホを固定して、手放しで映像を楽しめる環境を作ってるんですけど、これなら家中どこでも手放し環境が構築できるな。ソファでまったりするときも好きな姿勢でコンテンツを楽しめる、しかも大画面でって、最高だと思いませんか?

かみやま:うん確かに。手放しで楽しめるっていう点は、スマートグラスは恩恵が大きいと思う。あと「BT-40S」は、サイドバイサイド(右目用と左目用の映像を左右別々に表示したもの)の3D動画にも対応してるから、スマホで見るより動画タイムのクオリティアップは間違いなさそう。

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リチャード:家を出なきゃいけないけどライブ配信の続きが気になるときに電車の中で続きを見られるのもいいな。シェードを付ければコンテンツに没頭できそうだし。周りから変な目で見られそうですが!

かみやま:歩きながらはNGだけど、没入感の高い映像環境をどこでも実現できるのはいいなぁ対応スマホなら「BT-40S」とUSB-Cで接続して見られるし、それこそスマホゲームを画面でかく楽しんでもいいのでは?

リチャード:確かに! これは電車から降りるの忘れちゃいそうだな。

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かみやま:ゲーム的な使い方なら、僕は自転車が趣味なのでバーチャルサイクリングアプリの「Zwift」で使いたい。

リチャード:それ最高じゃないですか。かみやまさんは普段「Zwift」をするときはPCを使ってるんですか?

かみやま:そう。自転車の前にPCを置くことが多いんだけど画面が遠くて……。「BT-40S」はPCにも接続できるから、大画面でリアルサイクリングに近い没入感が得られるかなって。

リチャード:運動しながらだと、メガネ部の軽さも相性良さそうですね。

かみやま:そうそう。巨大なヘッドセットと違って首が凝らなそうなのはありがたい!

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リチャード:あとこれ、キャンプにも良さそうじゃないですか?

かみやま:え? キャンプ?

リチャード:個人的に、キャンプにガジェットを持ち込んで、自然とテクノロジーの両方を楽しむことに興味があるんですけど、実際はディスプレイとか持っていきにくいじゃないですか。プロジェクターも投影場所に困るし。

かみやま:なるほど。

リチャード:ところが!「BT-40S」なら、テントの中でもシアター気分が楽しめるってわけですよ!

かみやま:確かに、ソロキャンに良さそう! モバイルバッテリーからの給電もできるから屋外で長時間使うときも安心だし。 大自然を肌で感じながら、動画を見つつ寝落ちするとか、ギズモード的には最高のエクスペリエンスだなぁ。

これは仕事でも活用したい

リチャード:かみやまさんは、仕事の環境作りに凝ってますけど、「BT-40S」は仕事にも使えそうですか?

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かみやま:ずばりこれ! このスタイルですよ。僕は気に入ってる外付けキーボードがあって、外で仕事をするときにも持ち歩いてるんだけど、「BT-40S」をかければPCはかたわらに置いて、膝上でキーボードを打ちながら目の前には大画面。

リチャードディスプレイを『置く』んじゃなくて『装着する』わけですね! 正面を向いて仕事できるのもいいなぁ。首や肩も疲れなそう。

かみやま:シェードを付けることで集中力も増しそう!

映像体験が変わります。ぜひお試しを

かみやま:「BT-40S」が活躍しそうなシーンがたくさん浮かんできたけど、リアルな話、すごくいいと思うんだよなぁ。『映像を見る』という本質を保ったまま、利便性と体験を変化させるアプローチで。

リチャード:そう! 物理的な大画面を備えたディスプレイとは違う、新しい価値をもたらしてくれるところがすごくクールですよね。映像体験のゲームチェンジャーって言える気がする。

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こうして二人は「BT-40S」をいたく気に入った様子。この日は編集業務そっちのけで話し込んでいました。

しかし、そうなるのも分かります。

数年前までは「こんなのあったらいいな」ガジェットだった「スマートグラス」。それが、こうして普段使いできそうな製品として買えちゃう時代になったわけです。すごいと思いませんか? まさにテクノロジーの進歩を具現化したアイテムと言えるのでは。

そんな二人が使ったエプソンの「BT-40S」は、Android OS搭載のコントローラーユニット付きで、市場予想価格は11万5500円前後(税込)。コントローラーなしで、スマホやPCと接続して使える「BT-40」が市場予想価格6万4900円前後(税込)。自分の使用スタイルに合わせて選択できます。

遊びにも、仕事にも使える「装着できる大画面」。これはぜひ体験してほしいですね。

Photo: 小原啓樹
Source: エプソン

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