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Wednesday, January 6, 2021

1人分の七草粥…パッククッキングで簡単に - 読売新聞

 あけましておめでとうございます、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 本日、1月7日は七草です。七草といえば、春の七草が入った「七草 (がゆ) 」を食べる風習が多くの地域であるのではないでしょうか。

 この習慣は平安時代に中国から伝わり、江戸時代になって全国に広まったといわれています。

 さて、皆さんはおかゆをどのように作るでしょうか。鍋で炊く、炊飯器で炊く、ご飯から煮返す、レトルトのおかゆを温める……。実は、おかゆは炊き方によって仕上がりが異なります。ご飯から煮返したものは、なかなかご飯粒が軟らかくならなかったり、レトルトパウチのおかゆは、水分が多く、 嚥下(えんげ) 機能が低下した方は、この水分でむせてしまうことがあります。また、米粒ひとつひとつも、やや硬めだという特徴があります。やはり生米から炊くおかゆが、もっともふっくらと炊き上がるようです。

 しかし、「おかゆをお米から炊くのは手間がかかる」と思う方は少なくありません。そんな場合には、1人分のおかゆを手軽にお米から炊く方法として「パッククッキング」を紹介することがあります。湯煎調理ですので、焦げ付く心配もなく、時々かき混ぜる工程もありません。

 「春の七草」をそろえるのが難しい方は、七草にこだわらず、手軽に手に入る青菜を入れた「七草粥風」もおすすめです。本日の七草をきっかけに、一度パッククッキングでのおかゆを試してみてはいかがでしょうか。

[作り方]

(1) 米を研ぎ、分量の水とともにポリ袋に入れる。

(2) 空気を抜きながら、くるくるとこよりを巻くようにポリ袋を巻き上げ、上の方で口を結ぶ。30分程度吸水させる。

(3) 沸騰した湯の中に(2)のポリ袋を入れ、再沸騰してから約25分加熱する。

(4) 火を止めて、やけどに気を付けながら、トングなどで袋ごと取り出し、粗熱が取れたら袋を開けて、軟らかくゆでたホウレンソウをさっくりと混ぜる。

(5) 器に盛り、食べる直前に、塩や赤シソふりかけなどお好みのものをふる。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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