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Saturday, October 3, 2020

元請けに魂を売る下請け企業と、パートナー企業を分ける「自主経営」とは?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

● 元請けが「下請けを切る」のは アルバイトを解雇するより簡単  コロナ禍によって停滞した経済はわずかずつですが回復をしています。しかし、まだ十分とは言えません。とりわけ大企業(元請け)の系列に組み込まれ、下請けを主な仕事としている中小企業は、元請けからの発注が絞られ厳しい状況に置かれています。 【この記事の画像を見る】  景気が良い時期であれば、系列に組み込まれた中小企業は安定した受注が得られ、営業活動を行うコストが下げられるといったメリットを享受できるのですが、一転して不況に陥り、元請けの業績が悪化すると、発注が絞られてたちまち存続の危機に陥ります。  元請けが下請けを切るのは簡単です。「必ず発注する」という契約を交わしているわけではないので、元請けの担当者が発注の電話をかけなければ、いや応なく関係が切れてしまい、文句を言うこともできません。厳しい表現をすれば、アルバイトやパート従業員を解雇するよりもずっと簡単なことなのです。

 松下幸之助さんは、他に依存しないことが経営本来の姿であると考え、「経営は自主独立でなければならない」と、「自主経営」の重要性を説いています。先方にコントロールされないということです。大口取引先に頼り切りにならず、複数の取引先を確保して、仮に大口取引先からの発注が途絶えたとしても利益が出るくらいの体制を整えておかないといけないということになります。一社に多く依存すると、先方にコントロールされかねません。  理想は売上高に占める大口取引先以外のシェアを高めることで、相対的に大口取引先のシェアを低くして、大口取引先からの売り上げが落ちても利益が出る事業構造を作ることです。同時に、「容易に切られない強さ」を持たなければなりません。  取引先を増やすためには、独自のQPS(Quality=品質、Price=価格、Service=サービス、その他)の組み合わせを提供することによって差別化を図ることです。独自のQPSの組み合わせが提供できれば取引先を増やすことができ、元請けに対しては、下請けではなくビジネスに欠かすことができない「パートナー企業」になることができます。 ● 経営の根幹は 「他人にコントロールされないこと」  そうは言っても「元請けから切られても利益を生み出せる体質」に変わることは、現実には時間もかかり、難しい場合も少なくありません。その場合は、当社の顧客企業が使った方法でもあるのですが、元請けに出資してもらって株式を持ってもらい、状況によっては役員を受け入れて、相手が逃げられない状況を作ることです。ただし、コントロールされるリスクは高まります。  切りたくても切れない関係を作れば、下請けとしての経営は安定します。しかし、その分、代償を払うことになります。元請けの言うことを何でも聞かざるを得なくなり、状況によっては、きつい言葉を使えば「魂まで売る」ことになってしまいかねません。

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