東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は30日、鈴木大地・前スポーツ庁長官(53)が来春の千葉県知事選への出馬を見送ったことへの関与を否定した。東京都内で記者会見を開き「私はその立場ではない。鈴木さんの後見役ではない」と述べた。
森氏は28日に自民党県連幹部と面会した際、一部の県選出国会議員から異論が出ていることなどを理由に鈴木氏擁立に難色を示したとされていた。これに対し、森氏は「面会では『(出馬は)本人が決めること。皆さんがどう説得するか。ただ清潔感のあるスポーツ庁長官を政治の泥沼に入れないでほしい』と話した」と説明。鈴木氏からも立候補の相談を電話で受けたというが「『自分で判断しなさい』と申し上げた」と述べた。【田原和宏】
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