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Tuesday, July 14, 2020

“知床に生きる”海洋ごみ大量に|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

知床は、海から陸へとつながる生態系が評価され、世界自然遺産に登録されました。
この豊かな生態系は、海流が運ぶ栄養分が源になっています。
しかし、この海流ー。人が出した多くの海洋ごみも知床に運んでいることが北海道大学の最新の研究で分かりました。
海洋ごみが押し寄せている場所は、知床のもっとも奥地にある「核心地域」。世界遺産の地域の中で、もっとも貴重で、ありのままの自然を守る必要がある場所です。
海洋ごみの大半は、漁具やペットボトルなどプラスチックごみです。ハングルが書かれた袋も見つかっています。
北大の調査では、300平方メートルの範囲に、流木を除いて、多いところで1200個以上のごみが確認されました。大量の海洋ごみは、豊かな生態系に深刻な影響を与える可能性もあります。
ではなぜ、知床に海洋ごみが「集まる」のか−。
知床近海は、オホーツク海の寒流と日本海からの暖流が流れ込んでいて、この2つの海流が海に突き出した知床半島に海洋ごみを集めるかたちになっています。
知床の海洋ごみは、簡単には回収できません。
「核心地域」は、周りを深い森に囲まれています。たどりつくには細く険しい林道を通るしかなく、大量のごみを処理するため必要な重機を持ち込むことは簡単にはできません。
環境省の許可を受けたボランティアが年に2回程度、手作業で回収していますが、すべてを持ち帰ることはできないのが現状です。
海洋ごみの調査にあたった北海道大学の白岩孝行准教授は、貴重な生態系を守り続けるためには、知床に住む人たちだけではなく、知床から離れた場所に住む人たちも環境を意識した生活にあらためる必要があると指摘します。

「ほっとニュース北海道」では、知床の自然と人との関わりを5回シリーズでお伝えしています。2回目の14日は、海洋ごみの問題を考えます。
知床に関する情報は、NHKの特設サイト「#知るトコ、知床チャンネル」でも発信しています。ぜひご覧ください。

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