岡山市立東公民館(同市中区高屋)と山陽新聞社は9日、深刻な海ごみの削減を目指し、財田小(同長岡)近くの用水路を清掃した。岡山トヨタ自動車東岡山支店(同乙多見)社員をはじめ、地域住民や環太平洋大の学生ら約30人がごみを拾い集めた。
清掃場所の用水路は人口の多い住宅密集地を流れることから、水面の至る所にごみが浮かんでいた。参加者はたも網などを使ってペットボトルや空き缶、ポリ袋を集め、30分ほどで50キロを回収した。拾い上げた中にはオーブントースターも交じっていた。
瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指して山陽新聞社が地域と進める吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」の一環で実施した。百間川流域のごみを削減するプロジェクトで、8月下旬のワークショップに続く2回目の活動。参加者の岡山市立高島小1年の児童(7)は「ポリ袋や段ボールが多かった。きれいになった用水路を見て、気分がよくなった」と話した。
岡山県や日本財団でつくる瀬戸内オーシャンズX推進協議会の助成事業。
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