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Thursday, September 7, 2023

市の粗大ごみをメルカリで販売、目玉商品は「臼ときね」 静岡・三島:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 静岡県三島市は6日、市民から回収した粗大ごみの中から、状態がよくまだ使える家具などをフリーマーケットアプリ「メルカリ」で販売を始めた。市とメルカリが合同記者会見を開き発表した。県内の自治体では初の取り組みとなる。

 「ただいま開店します」。豊岡武士市長がパソコンの画面をクリックすると、「メルカリShops」にベビーカー5台やビジネスチェア、碁盤など21点が出品された。ほとんどが500~2千円の格安価格で売られている。

 この日の目玉商品は木製の臼ときねで、ほかの出品者の価格を参考にして2万円に設定したが、出品後ほどなく売れた。市は商品を発送せず、購入者が市清掃センターまで引き取りに行くことが条件だ。

 豊岡市長は「ごみの減量とともに、市民のリユース意識を醸成することにつながる」と、月間利用者数2200万人超の巨大プラットフォームへの出店の意義を強調した。

 2021年度の三島市の市民一人一日あたりのごみ排出量は823グラムと、人口10万人以上の県内自治体でワースト4位となったことが出店の背景にある。最終処分場の残余容量も逼迫(ひっぱく)し、ごみ減量と処分コストの削減が大きな課題だ。

 メルカリでの粗大ごみ販売は、愛知県蒲郡市新潟県加茂市兵庫県西宮市岡山市名古屋市茨城県行方市の全国の6自治体が先行している。また廃校になった学校の机など備品の販売は、全国16自治体が取り組んでいる。

 こうした自治体との連携の仕…

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