静岡県三島市は6日、市民から回収した粗大ごみの中から、状態がよくまだ使える家具などをフリーマーケットアプリ「メルカリ」で販売を始めた。市とメルカリが合同記者会見を開き発表した。県内の自治体では初の取り組みとなる。
「ただいま開店します」。豊岡武士市長がパソコンの画面をクリックすると、「メルカリShops」にベビーカー5台やビジネスチェア、碁盤など21点が出品された。ほとんどが500~2千円の格安価格で売られている。
この日の目玉商品は木製の臼ときねで、ほかの出品者の価格を参考にして2万円に設定したが、出品後ほどなく売れた。市は商品を発送せず、購入者が市清掃センターまで引き取りに行くことが条件だ。
豊岡市長は「ごみの減量とともに、市民のリユース意識を醸成することにつながる」と、月間利用者数2200万人超の巨大プラットフォームへの出店の意義を強調した。
2021年度の三島市の市民一人一日あたりのごみ排出量は823グラムと、人口10万人以上の県内自治体でワースト4位となったことが出店の背景にある。最終処分場の残余容量も逼迫(ひっぱく)し、ごみ減量と処分コストの削減が大きな課題だ。
メルカリでの粗大ごみ販売は、愛知県蒲郡市、新潟県加茂市、兵庫県西宮市、岡山市、名古屋市、茨城県行方市の全国の6自治体が先行している。また廃校になった学校の机など備品の販売は、全国16自治体が取り組んでいる。
こうした自治体との連携の仕…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
からの記事と詳細 ( 市の粗大ごみをメルカリで販売、目玉商品は「臼ときね」 静岡・三島:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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