撮影:美里茉奈
ビジネスシーンでも日常生活でも、何かと出番の多いボールペン。だからこそ、使い慣れた書き味のものを選びたい。
私が最近愛用しているのは、PILOTの「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」だ。
定番品の確かな書き味に加え、海洋プラスチックをリサイクルした素材を使っていて、既存品の「スーパーグリップG」と同価格で展開している。
海洋プラスチックごみからできたボールペン
PILOT「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」税込110円(写真下)。黒色の方は既存品の「スーパーグリップG」税込110円。
撮影:美里茉奈
「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」は、軸の部分に海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂、持ち手(さや)部分にも再生樹脂を使用している、リサイクル素材でできた油性ボールペンだ。
形状は定番品のスーパーグリップGと全く一緒。色は海洋プラスチックをイメージさせるブルーカラーだ。
撮影:美里茉奈
自宅にあった「スーパーグリップG」と「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」を比較したところ、握った感じも、書き味も遜色ない。
ラバーの先端まで格子状のスリットが入っているので、しっかりとグリップできて持ちやすい。
撮影:美里茉奈
芯の太さが0.5ミリのものと0.7ミリのもの、2タイプを展開。私は普段0.5ミリのボールペンを愛用しているのでこのラインナップは嬉しい。
替え芯は「スーパーグリップG」のものが使えるので、交換も手軽にできる。最初は黒がセットされているが、使用用途に応じて違う色のリフィルを使うのもありだろう。
取り入れやすい価格でリサイクル素材の利用を促進
撮影:美里茉奈
このボールペンで特筆すべきは価格だと思う。一般的に素材のリサイクルはコストが課題になる。環境に配慮した製品を選びたくても、倍の価格だったりしたら選びにくいのが現実だ。
しかし、「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」は、それまでの「スーパーグリップG」と同じ価格を実現している。
PILOTは以前より、家電製品等のプラスチック部品や工場から出たスクラップなどのリサイクル素材を使い、環境に配慮した製品を生み出してきた。
割高になりがちなサステナブル商品だが、こちらは既存品と同機能かつ同価格。これまでの代替品として取り入れやすい。
海をイメージした色が少しだけマイナスかも……
クリップの文字も色がオーシャンブルーなのでこの色のボールペンと勘違いしてしまうかも……。
撮影:美里茉奈
難点を挙げるとしたら、本体のカラーだろう。一般的なボールペンは、インクの色=さやの色であることも多い。しかし、このボールペンの外観は「海」をイメージしたオーシャンブルー。
パッと見たときに、何色のインクのペンなのかが判りづらいのだ。
デザイン的な問題もあるとは思うが「スーパーグリップG」のように、クリップ部分の色だけでもインク色にしたら、インク色を変えて使いやすいのに……と思った。
ふだん何気なく使っているボールペンなどの文具は、つい同じものや目の前にある手に入れやすいものを買いがちだ。しかし、環境に配慮した製品を生み出すべく企業努力を重ねた製品もある。
これからも購入前に、少しだけでもどんな製品があるのか調べてから買うようにしたい。
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からの記事と詳細 ( 海洋プラスチックごみからできたパイロットのボールペンを愛用中。しかも価格は110円 - Business Insider Japan )
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