核ごみ調査特別委で議論 長崎対馬請願件 - 産経ニュース

長崎県対馬市議会は２０日、原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場に向けた文献調査を巡る請願書８件の取り扱いについて、特別委員会を設けて付託すると全会一致で決定した。委員長に任命された船越洋一市議は「対馬を二分する大きな問題だ。請願書を提出した人々の声をまとめ、議論を進めたい」と語った。

市商工会や地元漁協の一部など計１２団体は１３日までに、文献調査に関し賛否それぞれの立場から請願。受け入れを求めていた「対馬真珠養殖漁業協同組合」は２０日に請願書を取り下げた。８件のうち反対が５件。

市議会は２０日の定例会で、議長を除く全議員１８人を委員とする「請願審査特別委員会」の設置を決め、正副委員長を選んだ。議会閉会後の７月以降、議論が本格化する見込みだ。

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