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Tuesday, June 14, 2022

浜松市が家庭ごみ有料化へ素案 「1リットル1円」 - 朝日新聞デジタル

大平要

 【静岡】浜松市は、家庭から出るごみの処理費用の有料化を検討している。指定のごみ袋に手数料を含めて販売することや、ごみ袋代を1リットルあたり1円に設定することなどを素案としてまとめた。ごみの減量が狙いだが、家計に負担がかかるため反対も根強い。市民から意見を募り、議論を促す考えだ。

 素案によると、有料化の対象は「燃えるごみ」と「燃えないごみ」。プラスチック製容器包装やペットボトルなどの「資源物」は対象外だ。

 指定のごみ袋に、手数料を含めて販売することでごみ処理の費用を徴収する。10リットルの袋は1枚10円、45リットルは45円に設定。現在、45リットル入りの袋は10円程度で販売されており、その分負担が増えることになる。

 プラスチックやペットボトルの回収には、引き続き現行の指定ごみ袋を使う。有料化のごみ袋は、現行のものや近隣自治体のごみ袋と色を変えることを検討する。

 紙おむつを利用する3歳未満の子どもがいる家庭などには、有料の指定袋を市が支給する「減免措置」を設ける。大人でも紙おむつを使う人や腹膜透析を受けている人などは、減免の対象とする。

 環境省の2020年度の調査では、家庭用ごみ処理を有料化している自治体は全体の65・8%。市によると県内では35市町のうち18自治体が実施済みという。

 ただ、素案では有料化の実施時期は示していない。市は、ごみの減量に有料化は「有効な施策」としながらも、円安などによる物価の上昇が続いていることから、家計への影響を慎重に見極める考えだ。

 有料化の素案についての意見は、7月8日から10月7日まで、市のホームページの専用フォームやメールなどで受け付ける。(大平要)

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