宇都宮市茂原町のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」で発生した火災の鎮火から、2日で1カ月を迎えた。火災で同施設の焼却設備が焼損し、依然として復旧のめどは立っていない。市内の最終処分場に仮置きした可燃ごみは、2月27日時点で約1400トンに上っている。市は市民にごみ排出量の「5割削減」を呼び掛けているが、実際の減少率は1割未満。市は継続して協力を求めつつ、ごみ処理の委託先を増やすための調整を急いでいる。
市廃棄物施設課によると、市内のごみ排出量は2月7日以降、1週目が2381トン、2週目は2572トン、3週目は2479トンだった。前年の同じ時期と比べると、5~9%の減少にとどまっている。
可燃ごみの処理は火災直後、市有の「クリーンセンター下田原」のみで処理していたが、現在は同センターのほか、本県と埼玉、千葉両県の公共、民間8施設で委託処理を行っている。
委託も含めたごみ処理量は、1週目が1844トン(排出量の77%)、2週目は1984トン(同77%)、3週目は2212トン(同89%)となった。
しかし、処理しきれないごみは増え続けており、市内の最終処分場に仮置きしているごみは1週目が537トンだったのに対し、3週目は1392トンに増加した。
市ごみ減量課は「引っ越しシーズンとなる3、4月はごみが増える。新たなチラシを作るなどして、ごみ減量をさらに周知したい」としている。
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