温室効果ガス削減の取り組みとして館山市は、植物由来のバイオマスプラスチックを使用したごみ指定袋を、来年度導入すると発表した。県内では初めての取り組みだという。サイズや金額などは変わらない。現在のごみ袋がなくなり次第、順次切り替える。
同市は今年8月、2050年をめどに二酸化炭素など温室効果ガス排出量実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティ」を宣言しており、今回の取り組みもその一環。
新たなごみ指定袋はバイオマス配合率25％で、これまでの石油由来のごみ袋に比べ約2割の二酸化炭素削減効果があるという。環境省の令和2年度の調査では、全国の市区町村で、家庭用可燃ごみの指定袋にバイオマスプラなど環境配慮素材を使っているのは40例あり、バイオマス配合率が25％を超えるのは12例だという。
来年度から導入予定で、同年度分の217万5000万枚については製造についてすでに業者と契約している。契約金額は1600万円。製造費はこれまでより約2割高くなるが、市民が買う際の金額は従来と変わらず、袋の外観（色や形）、サイズなども変わらないという。
新たなごみ指定袋には、「地球のために、ごみの減量化にご協力ください」というメッセージや、新たにデザインされた「ゼロ・カーボンダッペエ」を表示する予定だという。
房日新聞
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