
千葉市内の住宅街のすぐ裏にある林道です。不法投棄されたごみで、埋め尽くされてしまっています。この林道に、トラックでゴミを運んで不法投棄をする男性に、話を聞きました。
■付近一帯500メートル…至る所“ごみ”
取材するきっかけとなったのは、千葉市内で大量のごみが不法投棄されているというSNSの投稿です。
投稿者によると、現場は住宅地のすぐ裏にある林道で、不法投棄が繰り返し行われているため、日に日にごみの量が増しているのだといいます。
動画の投稿者:「不法投棄を少しでもなくしてほしく、取材をお願いします」
現場に向かってみると、道端にあふれ返る大量のごみがありました。広範囲にわたって、様々なごみが捨てられていました。
捨てられていたのは、家庭ごみの袋だけではなく、薄型から古い型のブラウン管まで、テレビだけでもかなりの数になります。
電子レンジや食洗器、その奥にはヒーターのようなものも確認できます。手前側には、空気清浄機もあります。大型のバスタブは無残にも半分以上、土に埋もれてしまっています。
さらに、古びた家電から大型の家具まで、現場には、様々なものが捨てられ、異様な光景が広がっています。まさに、一面ごみだらけです。
現場となっている道路を進んでいくと、その先にもごみが捨てられています。付近一帯にはおよそ500メートルにわたり、至る所にごみが捨てられていました。
長年にわたり、放置された大量のごみに、近隣の住民も頭を悩ませています。
近隣住民:「嫌ですよね。あんな捨てられたら」「たまに散歩してる人もいますけど、近付かないですよ。行かないですもん、気持ち悪いし」「夏の蚊がすごい。(ごみの上に)水がたまって、そして蚊が湧くでしょう」
取材中にも、多くのハエが飛び回っていました。
近隣住民:「臭いもしてきたね。だんだん腐るものは、腐ってくるから。毎年見てるけど、少しずつ増えていってるよ」
近隣住民によると、この土地は私有地で、以前は田んぼなどが広がっていましたが、10年以上前からごみの不法投棄が始まったといいます。
土地の所有者に取材したところ、ごみの撤去を市に相談しているということですが…。
千葉市役所職員:「第一は捨てた方、行為者を特定して、その人に撤去を求める。それが大原則。この不法投棄現場に限っては、個人を特定できるものはなかった」
市は、ごみを捨てた本人に撤去を求めようにも、誰が捨てたのかを特定することができず、対応に苦慮しているといいます。
■カメラに“軽トラ” 暗闇で投げ捨て…
現場に複数のカメラを設置し、状況を確認することにしました。すると、そのわずか1時間後、現場の前で一時停止し、走り去る一台の軽トラックが現れました。
撮影された軽トラックは、翌日の午前中や、その日の夜にも現れました。
そして、カメラを設置してから2日後の夜。決定的な瞬間を捉えました。
辺りが暗闇に包まれるなか、現れた軽トラック。降りてきた男性は、懐中電灯を手に、荷台から袋のようなものを手にします。
そして、暗闇に紛れ、ごみ袋を投げ捨てる姿が、はっきりとカメラに映っていました。その後も、男性はしきりに現場周辺の様子をうかがっていました。
カメラを設置して6日後にも、男性の姿がありました。ごみ袋を次々に投げ捨てていき、なんと、青色のごみ袋を7袋も投げ捨てたのです。
カメラを設置してからおよそ2週間で、計7回もの投棄の瞬間が捉えられていました。
■“軽トラ”男性を直撃…言い分は?
軽トラックの男性は誰なのか。現場で取材を続けていたところ、カメラに映っていた軽トラックを発見。近くに停車し、降りてきたところを直撃しました。
不法投棄をしていた男性:「(Q:すみません。テレビ朝日の者なんですけれど、あっちのほうにごみが捨てられているじゃないですか。あれに心当たりとかって?)分からない」「(Q.あそこに、ごみが捨てられているのはご存じ?)通っているから、分かっているよ」「(Q.あそこに捨てたりとかは?)自分じゃない」「(Q.してないですか?)まずいでしょ、捨てちゃ。犯罪だよ」
ごみが捨てられていることは知っているものの、心当たりはないと答える男性。そこで、男性がごみを捨てた瞬間が映っている映像を見せると…。
不法投棄をしていた男性:「(Q.実はそこの取材をしていまして、カメラにこういうものが)え…」「(Q.カメラに映っていて、今さっきちょっと通った時に確認したらナンバーが一緒だったんですよ、このトラックと。多分これっていうのは、捨てていらっしゃるのはご自身ですよね?)ナンバーがそうなら、そうだね」「(Q.さっき捨てられていないって、おっしゃっていましたけど。捨てましたよね?)まあ、そういうことだね」
映像を確認すると、態度が一変。男性は、ごみを捨てたことを認めました。
不法投棄をしていた男性:「(Q.何年ぐらい前からあそこに(捨てている?)1、2年よ。2年くらいかな」「(Q.どうして捨ててしまったんですか?)うん…手っ取り早いから、結局」「(Q.どういう意味で、手っ取り早い?)仕事、早く終わらすためにさ」
男性の仕事は解体業で、現場で発生したごみや、売ってお金にならないものを捨てていたといいます。
不法投棄をしていた男性:「(Q.捨てる時に、罪悪感はある?)うん、多少ありますけどね」「(Q.多少というのは?)いや、やっちゃいけないことをやってるんだからさ、やっぱり」「(Q.やっぱり犯罪行為になるので、今後はあそこに捨てないで頂きたい)うん、これからはやらないと思いますよ」「(Q.これからはやらない?)うん」
そう話し、男性は現場を後にしました。
■男性直撃から2カ月 現場に再び…
男性を直撃してからおよそ2カ月。その後、現場がどうなったのか確認に行くと、わずか2カ月で、現場には新たなごみが大量に捨てられていました。
すると、2カ月前に直撃した男性が、現場に現れたのです。
不法投棄していた男性:「(Q.あれ以来、ここに物とか捨ててないですか?)やってないですよ」「(Q.どんどん処分はされている?)ええ」「(Q.何か増えているような感じありますけれど?)それは、よその人がしているんだよ」「(Q.よその人が捨ててる?)そうですよ。自分が捨てるわけない。一回言われたら止めますよ」
自分ではなく、他の人が捨てていると言い張る男性。「ごみはいまだ増え続けている」と話し、その場から走り去っていきました。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2021年9月13日放送分より)
からの記事と詳細 ( 【独自】至る所に“ゴミ”…“不法投棄”男性を直撃 - テレビ朝日 )
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