環境中に放出されたプラスチックごみを誤って摂取している野生生物が、世界で少なくとも約1500種に上るとする研究結果を、ブラジルなどのチームが2日付米科学誌サイエンス電子版に発表した。汚染が目立つ海の生き物だけでなく、河川などの淡水域や陸域の多くの種でも確認される深刻な状況という。
チームは、毎年数百万トンのプラスチックが環境中に出て蓄積していると指摘。「生産と使用を大幅に減らし、廃棄物管理と回収に投資することが必要だ」と訴えた。
1980年~今年5月に報告された、野生生物のプラスチック摂取例を集約した。魚類は932種、鳥類は291種で確認され、哺乳類でも94種の報告があった。無脊椎(せきつい)動物などを含め計1565種で摂取が判明。生息域の分類別では、海の生き物が1288種、淡水域が224種、陸域が53種だった。
からの記事と詳細 ( 野生生物、プラごみ摂取深刻 世界1500種で確認 ブラジルなどのチーム - 毎日新聞 )
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