スッキリ通学路、私たちが守る ステーション散乱ごみ片づける小学生4人を表彰 鹿児島市 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

清掃したごみステーション前に立つ（左から）山下萌依さん、笹栗忠太さん、美依愛さん、辻李樹さん＝鹿児島市西陵５丁目

　きれいな街は私たちが守る－。鹿児島市の西陵小学校児童４人が昨年末、プラスチックごみが散乱していた通学路のごみステーションを自発的に片付けた。子どもたちの行いは住民の間で評判になり、１７日には市衛生組織連合会から表彰状が贈られた。

　４人は笹栗美依愛（みいな）さん（３年）と忠太（ちゅうた）さん（１年）きょうだい、山下萌依（めい）さん（３年）と辻李樹（りき）さん（１年）。西陵５丁目のごみステーション周辺に、プラスチック容器類が散乱しているのを下校途中に見つけた。収集後に出されたものらしく、歩くのも困難なくらいに散らかっていたため、協力して片付けた。

　その様子を見ていた住民が学校や町内会に連絡すると「素晴らしい行動」と称賛され、西陵南町内会は善行賞を贈った。

　市衛生組織連合会も「ごみ出しのルール違反が多い中で、見習いたい取り組み」と表彰することに。子どもを対象にしたのは初めてで、米倉賢蔵会長が一人一人に表彰状を手渡した。

　４人は日ごろから通学路のステーションからはみだしたごみを拾ったりしているという。最初に散乱したプラスチックごみを拾い集めた忠太さんは「掃除してスッキリした」と笑顔。美依愛さん、辻さん、山下さんは「これからも街をきれいにしていきたい」と話した。

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