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Monday, December 28, 2020

「巣ごもり」の影響こんなところにも…年末行列できる粗大ごみ、今年は激増か - 沖縄タイムス

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅で長時間過ごす「巣ごもり」が広がった影響で沖縄県内自治体の家庭ごみの排出量が増えている。今年ならではの特徴で、飲食店の持ち帰り用の容器やネット通販の包装などが目立つ。ごみを処理する市町村の担当者は「年末のステイホームで大掃除をする人が激増する可能性がある」として、粗大ごみなどは分散して出すよう呼び掛けている。(社会部・下里潤)

クレーンでつり上げられる大量のごみ=21日、南風原町の那覇・南風原クリーンセンター

クレーンでつり上げられる大量のごみ=21日、南風原町の那覇・南風原クリーンセンター

 那覇市と南風原町のごみ処理施設「那覇・南風原クリーンセンター」によると、今年4月から8月までの家庭系ごみの量は前年同期比で那覇市は5・1%、南風原町は8・0%増えた。一方で利用する機会が減った飲食店などの事業系のごみは那覇市は27・0%減、南風原町8・9%減となった。

 沖縄、宜野湾、北谷の2市1町で構成する倉浜衛生施設組合や浦添市名護市などでも同じ傾向だ。倉浜は4月から10月までで家庭ごみは8・4%増、事業系ごみは12・1%減だった。

 緊急事態宣言が発令され、多くの県民が行動を制限した4~6月は特に家庭からの可燃ごみの量が増加した。食品を包む包装ビニールや飲食店のテークアウト用プラスチック容器などが目立っている。

 巣ごもりで大掃除する機会が増え、家具やベッド、マットレスなどの粗大ごみの持ち込み量も伸びている。那覇は前年比25%増、倉浜は同18%増となった。

 那覇・南風原クリーンセンターの担当者は「年末は毎年、平日の何倍もの粗大ごみが持ち込まれ、センター外まで長蛇の列ができる」と説明。今年は例年以上に大掃除をする人が増えるとみて、29~31日は職員を増やして対応する。

 年末に近づくにつれ、問い合わせも増えている。担当者は「感染拡大防止の観点からも可能な限り年末のごみ持ち込みを避け、地域で指定された収集日に出してほしい」と理解を求めた。

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