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惑星探査機『はやぶさ2』が投下した小惑星『リュウグウ』の砂が入っているとみられるカプセルが6日、オーストラリア南部の砂漠に着地、回収されました。カプセルは、早ければ8日にも日本に到着し、今後、分析が行われます。 『はやぶさ2』プロジェクトサイエンティスト・渡邊誠一郎氏:「生命がどうやって生まれたかというパズルは、まだ人類が、全然解けない非常に科学の面の難問なのだが、その難問を解くためのピースが、今回、得られて、生命の起源という大きな問題にチャレンジしていきたいと考えている」 カプセルには、リュウグウの砂が約1グラムは入っていると期待されていて、この砂から生命の起源を解き明かす手掛かりが見つかるかもしれないといいます。生命には、“水”や“有機物”などの材料物質が必要で、仮説として、小惑星が地球に衝突したことで、これらの物質が地球に運ばれて、さまざまな要因が重なり、命が育まれたというものがあります。リュウグウの砂に含まれる水や有機物などの原子には膨大な情報量が含まれていて、地球に生命の材料をもたらした起源がわかるかもしれないといいます。渡邊氏によりますと、遺伝子を組み替え、新たな生命を誕生させたりもしていますが、将来、誤った方向に行かないようにするためには、生命の起源を考えることが非常に重要だといいます。
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