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Sunday, December 6, 2020

「経済より感染防止」76%、「Go Toトラベル」一時中止含め8割否定的……世論調査[新聞ウォッチ] - レスポンス

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

今年も残すところ3週間余り。新型コロナ、コロナ、コロナで胸の中にもやもやとしてものが鬱積するまま年を越すのかと思っていたところに、ようやく夢のある明るいニュースが宇宙から舞い降りてきた。

快挙を遂げたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」で、地球に向けて分離されたカプセルが大気圏に突入し、オーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯に無事着地。“玉手箱”のカプセルが回収されたという。

きょうの日経を除く各紙が1面トップで「はやぶさ2カプセル帰還、小惑星の砂分析へ」などと報じている。それによると、総飛行距離52億4000万kmにおよぶ、約6年(2195日)の旅路の末に「サンプル・リターン」のミッションを完璧に遂行。カプセル内には小惑星「りゅうぐう」で採取した岩や砂など、太陽系の起源の謎に迫る貴重な試料が入っている可能性が高いとみられる。また、はやぶさ2は地球に帰還することなく、100億kmのかなたにある小惑星探査へ、11年の歳月をかけた長い旅路へと向かうという。

はやぶさ2の快挙に水を差すつもりもないが、共同通信社が実施した全国電話世論調査によると、菅内閣の支持率は50.3%で、前回11月から12.7ポイント急落。また、政府の新型コロナ対策は「評価しない」が55.5%。感染防止と経済活動のどちらを優先すべきか尋ねたところ「どちらかといえば」を含め「感染防止」を挙げたのは計76.2%に上ったそうだ。

一方、読売の世論調査では、政府の観光支援策「GoToトラベル」事業については「継続する方がよい」は21%。「いったん中止する方がよい」57%と「やめる方がよい」20%を合わせ、8割近くが否定的な見方を示したという。コロナ重傷者が今春の「第一波」の1.6倍の水準に達するなど、全国各地で感染者が急増傾向を示しているのも気がかりだ。

2020年12月7日付

●はやぶさ2カプセル帰還、小惑星の石収容か、探査出発6年(読売・1面)

●ドローン規制100グラム以上に、高性能化で増す危険性対象拡大へ (朝日・27面)

●菅内閣支持率、50.3%に急落、共同通信世論調査(毎日・2面)

●追い込まれる格安スマホ、ドコモ新プランに衝撃(産経・5面)

●駅・繁華街7割人出増、95地点で調査、前週比(東京・3面)

●欧州のEV電池25年に生産15倍、韓国勢先行、VWやPSAも参入(日経・5面)

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