いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、先週、オホーツク海側の滝上町で、町民の有志がＮＵＭＯ＝原子力発電環境整備機構の担当者を招いて勉強会を開きました。これに対して町は「調査に応募する考えはない」としています。
勉強会は今月１７日、町内の会社経営者や町議などでつくる「西紋地域エネルギー問題を考える有志の会」が開きました。
会によりますと、およそ２０人の町民が集まり、ＮＵＭＯの担当者が高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定方法などを説明したということです。
処分場の選定をめぐっては今月、後志の寿都町や神恵内村が第一段階となる文献調査を受け入れることを決めたばかりです。
一方で、国が調査対象になる可能性がある地域を示した全国地図「科学的特性マップ」では、海岸から２０キロ程度の範囲が廃棄物の輸送の面で好ましいとしていますが、滝上町は内陸にあるためほとんど該当しません。
勉強会を開いた会社経営者の中津一夫さんは「町の地盤が安全かどうか調べてほしい。核のごみを受け入れることは考えていない」と話しています。
また、滝上町の長屋栄一町長は「町として今後、検討を始めることはなく、文献調査に応募する考えもない」と話しています。
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October 19, 2020 at 04:03PM
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滝上町有志が“核のごみ”勉強会｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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