Evernoteが、iOSアプリの刷新を発表しました。
Evernoteといえば、あらゆる形式のノートを1カ所にまとめられる便利ツール。
長年愛用されている方も多いのではないでしょうか。ただここのところ、モダンな競合サービスの登場やブラウザ、文章作成ソフトの高性能化などもあり、取り残されてる感が否めませんでした。
Evernoteはこうした課題を自認し、改善に取り組んできた経緯がありますが、ここにきてついに“新生”を宣言。
まずは、iPhone向けのiOSアプリでその実力のほどを確認できます。
旧Evernote for iOSの課題と大きな変化
Evernoteを利用すれば、文章やメモの作成から紙ベースの文書のスキャン、Webページのクリップまでができてこれらの共有も簡単です。
さらにはリマインダーも作成できて、パソコンとスマホ、タブレット間でシームレスに使える…と、これだけ聞くと普段利用しているサービスを一本化できてしまいそうにも思います。
ただ、致命的な弱点として、同期や動作がもっさりしている点があったんです。遅いといっても、実際はほんのちょっとしたことなんですが、無意識のうちにアプリを立ち上げる気がそがれてしまいます。
![新生Evernote-8](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-8.jpg)
また、多機能なのが場合によってはあだになるようです。
特にシンプルなUIと操作性が好まれるスマホアプリでは、これがもっさり感の助長につながっていました。
今回の改革では、こうしたEvernoteのボトルネック解消を目指しています。
新生アプリを使ってみてまず感じるのは、「とにかく軽い」ということ。ブラウザの拡張機能からクリップした複数のWebページは、アプリを立ち上げた瞬間に表示されてストレスなく読み始めることができました。
さらに、以前のEvernoteアプリにあった、クリップしたはずのWebページが表示されない…との不安定な挙動も改善されているようです。
ノートの管理画面がシンプルに。新規ノートの作成も簡単に
![新生Evernote-2](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-2.png)
これまで、やや盛り込まれすぎに感じられたUIは刷新され、シンプルなものに。画像の左側が旧アプリで、右が新生です。
ノートとリマインダーのタブがメインで表示されることで、ノートの作成や閲覧に集中できるようになりました(ゴミ箱やタグのパネルにはメニューからアクセスできます)。
上下のバーにあった機能アイコンは取り除かれ、操作で指が迷うことがなくなりました。下部に表示された「+ 新規ノート」ボタンはいかにも押したくなるデザインです。
![新生Evernote-5](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-5.png)
「+ 新規ノート」ボタンの横にあるプルアップメニューから、リマインダーの追加や音声録音、手書き入力や写真、スキャンといった入力オプションが立ち上がり、素早く新規ノートを作成できます。
![IMG_2769](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/09/IMG_2769.jpg)
たとえば、「音声を録音」機能でノートを作成してみました。新規ノートが立ち上がり、録音しながら、メモを取ったり、議事録を作成したりできます。
録音した音声は、このノートに埋め込まれ、あとで聞き直すことも可能です。
パネルデザインの一新でノートの編集も直感的に
![新生Evernote-4](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-4.png)
ノートを編集する画面も大きく変わりました。
作成して編集する際、スクリーンキーボードの「+」ボタンが表示されています。
ここをタッチすると、画像や音声、表や添付ファイル、チェックボックスといった挿入パネルにアクセスできます。
![新生Evernote-3](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-3.png)
また、その横のボタンからアクセスできる書式設定パネルには、見出しレベルやハイライトといったよく使う書式が登録されています。
文字の大きさを変えたり、議事録の見た目を整えたり、することも簡単です。
こうしたボタンやパネルのデザイン刷新により、意図したノートを直感的に作成できるようになりました。
検索も軽快
![新生Evernote-1](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-1.png)
Evernoteを、Web記事やメモのデータベースとして活用する際によく使うのが検索機能じゃないでしょうか。今回のアップデートでは、検索機能の強化にも注力されています。
虫眼鏡ボタンを押すとニョキっと検索パネルが表れます。キーワードを入力している最中にすでに候補が表示され、検索も体感としてずいぶん軽くなりました。
キーワードに加えてノートブックやタグで絞り込むこともでき、使い勝手が大幅に向上しています。
UIの統一で体験が向上、愛着が増しました
![新生Evernote-6](https://assets.media-platform.com/lifehacker/dist/images/2020/10/07/%e6%96%b0%e7%94%9fEvernote-6.png)
正直なところ、これまでiOSアプリは“Web版、PC版のおまけ”のような扱いで、あまり出番がありませんでした。
ただ、今回のアップデートでUIがWeb版で見慣れたものに。統一感が出たことで、デバイス間でのシームレスな利用が促されそうです。
いまどきクラウド上でのドキュメントの同期は当たり前ですし、Webページのクリップ機能はあふれています。
書類のスキャンは一般的なカメラアプリでもできるなか、多様な形式のノートがいつでも素早く作成/閲覧できるところにEvernoteの強みがあるんじゃないでしょうか。
使用感が心地よくなったことで緑の像への愛着が増し、アプリを立ち上げる頻度も大幅にアップしそう。新生EvernoteアプリはApp Storeからダウンロード/アップデートできます。
Evernoteのブログ記事によれば、今回の刷新はあくまで第一歩。WindowsとMac版も10月7日にリリースされ、あとはAndroid版のリリースを期待してお待ちください。
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