私たちの暮らしはプラスチックに依存している。「脱プラ」はそう簡単ではない。だが、使い捨てプラスチックの削減は世界の潮流だ。日本でもそうした動きは加速している。環境に配慮した代替容器の需要の高まりや、回収した海のプラスチックごみの再生利用など、新たな流れが生まれている。(水戸部六美、神田明美、杉浦奈実、編集委員・石井徹)
新型コロナウイルスの流行でテイクアウトや配達の需要が高まり、使い捨てプラスチック容器が増えた。そんな中、プラスチック製に代わる環境に配慮した容器が注目されている。
「パックスタイル」(名古屋市)は、通常は捨てられるサトウキビの搾りかすと麦の外皮を原料にした紙製容器を製造・販売している。新型コロナによるテイクアウトの急増で出荷量は以前の約30倍になった。開発担当の足立潔信さんは「まず環境配慮の容器がほしい、無ければプラスチック製で、という注文が多い」と話す。
容器メーカー「ヨネヤマ」(川…
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July 09, 2020 at 11:00PM
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