外出自粛による「巣ごもり」生活の影響で増えているのが、家庭ごみです。ごみを収集する清掃員は、業務の負担が増えるうえに、感染リスクの危険も抱えながら業務を続けています。
山と積まれたゴミ袋。札幌市内のごみステーションです。特に目に付くのは、衣類です。
（清掃員）
「片付けごみや衣類が、例年以上に多いと感じています」
長引く外出自粛により、片付けによって出たごみが急増しているのです。札幌市によりますと、３月は「燃やせるごみ」が、前年の同じ月より１３％増加。４月は「燃やせないごみ」も１３％増加しました。さらに「巣ごもり消費」の拡大で、弁当やデリバリーに使われるプラスチック容器や、缶やペットボトルのごみも１０％以上増加しています。ごみの増加で清掃員の負担も増えているなか、さらなる追い打ちをかけているのが…、
（記者）
「マスクも結構散っているようですが…」
（清掃員）
「飛んでいるのはよく見かけます。コロナの前からありましたけど、より増えた気がします」
使用済みのマスクです。ごみステーションには、直接口や鼻に触れたマスクが散らかっていたり、袋からこぼれ落ちそうになっていたりしました。感染リスクが高まるとして、清掃員は直接ごみに触れないよう対策をしています。
（清掃員）
「落ちているごみをとっさに手で拾ってしまうことがありますが、なるべく熊手を使って拾うようにしています」
マスクはどのように処分するのがよいのでしょうか？
（札幌市環境局業務課 中村敦哉課長）
「マスクやティッシュなどは、ポリ袋に入れて封をし、指定のゴミ袋にいれてしっかり口をしばり、ごみステーションに出してください」
マスクをポリ袋に入れてしばることで、直接清掃員の手にマスクが触れることなく回収できます。感染リスクを減らすため、小さな工夫が大切です。
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May 20, 2020 at 02:14AM
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「巣ごもり」で家庭ごみ急増 むき出しの「使用済みマスク」も 清掃員に感染リスク 欠かせない熊手 札幌市｜NNNニュース - 日テレNEWS24
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